インド映画『ダンガル きっと、強くなる』をNetflixで見た

アーミル・カーン主演の映画を見ようと思い、

Netflixにあった『ダンガル きっと、つよくなる』を見ました。

原題は『Dangal』。意味は「レスリング」らしいです。

日本語訳の副題「きっと、つよくなる」は、アーミル・カーンの別映画『きっと、うまくいく』(英題『3 Idiots』) を真似したのでしょう。アーミル・カーンが主演という共通点はありますが、物語の繋がりは特にないです。

 

 

話のあらすじは、国の支援がなく金にならず世界を諦めたレスラー国内王者が、娘に夢を託して世界王者に育てあげてていく、というものです。

最初は、果たせたなかった夢を娘に託すというより、娘にやらせるという感じで、アーミル・カーンが昭和の頑固親父みたいだなと思いました。親父の考えが絶対みたいな。特に、長い髪を男の子みたいに短く切られるシーンなど、可愛そうでした。

ただ、物語の中で、"出荷"のように14歳で知らない男と結婚した少女と対比させることで、娘が結婚相手を選べるようになればいいと考えてる父親の考えがクッキリし、娘達も強制から積極的に練習をしたいという考えを持つに至り、そこからは比較的安心して見ることが出来ました。

女の子にレスリングをさせることに反対や嘲笑してた周囲も、結果がでるにつれみんな喜んだり称賛し始めていて、やっぱり新しいことを始める人は始めるとき本当に大変なんだろうな、と感じました。

どこか不器用に感じる父との親子愛を感じさせるスポーツ成長物語、気になった方は見てみてはいかがしょう。

蛇足ですが、ところで、娘は4人いるはずだけど、三女・四女はどうしてるんだろう、と少しだけ気になりました。Wikipedia(英語版)で調べて見ると、三女もレスラーで、映画の公開年2016年にCommonwealth Wrestling Championshipで金メダルを取っているようです。